NiziUに関わらず、芸能人の間でたびたび話題になる「アウトタグ」。
また、アイドルグループには必ずアンチと呼ばれる「批判」が付きまといます。
本日は
- アウトタグって何?
- アンチコメントはどんな内容?(通称クソリプ・クソコメ)
- 気が付いたら自分もなっている?アンチの心理とは
- 応戦は無意味。正しい対処をしよう
こんな内容をまとめています。
ぜひ最後までご覧ください。
アウトタグって何?どんな意味で使われてるの?
アウトタグとは、SNS上で使われるハッシュタグの名称です。
表記は「♯out 〇〇(グループ名もしくは個人名)」となります。
意味は「除外」「出ていけ」「いらない」など、辛辣な意味が多く、タグ化することで、SNS上での拡散力がついてしまい、社会問題になっています。
最も悲しいのは言われている本人(もしくはグループ)が直接アウトタグを目にする機会が多くなってしまいました。
Twitterのトレンド入りしてしまう現象
このアウトタグはたびたびTwitterのトレンドワードになっている事があります。
Twitterでは今話題になっているワードを拾ってきてしまうので、倫理的な作用がなく、そのままトレンド入りとして公表してしまいます。
そのためさらに拡散力がついてしまい、多くの人の目(時には本人)に触れてしまうのです。
過去の悲しいアウトタグエピソード
Kpopではアウトタグが特に蔓延しています。
その中でも悲しいエピソードがあるのでご紹介します。
BTSの「Only6」タグが本人の目に触れてしまう
ビルボード1位を獲得し、全世界にファンがいるBTS。
ですが、まだ人気が世界的になる前、中国のファン集団が楽曲のパート割に不満をもち、あるタグを広めました。
それが「Only6」です。
BTSのメンバーは7人で構成されており、その中でも一番多くのソロパートを持つメンバーに向けられたタグでした。
このタグは「BTSは6人でいい。〇〇は出ていって」という意味になります。
悲しいことに、このタグは一時Twitterのトレンドワード1位になり、本人の目に触れることになりました。
その後、タグの攻撃を向けられたメンバーはSNS上での投稿を半年間もの間、やめてしまいました。
そしてある日、ポツンと投稿された内容に心を痛めるファンが多くいました。
その内容はこちらです。
「僕はまだまだ未熟です。
ARMY(BTSのファンの呼称)、僕は全然だめですか?
今後は、今よりもっと頑張ります」
久しぶりに更新されたSNSなのに、反省の気持ちがつづられており、どれだけ悩んだのか・傷ついたのかファンがくみ取るのは簡単でした。
アンチコメント(クソリプ・クソコメ)の内容は?
アンチという言葉はよく耳にしますが、実際のアンチの内容とはどんなものになるのでしょうか?
そして、アンチコメントの怖いところは気が付かないうちに自分もしている可能性があるということです。
実際の例をご紹介します。
アンチコメント(クソリプ・クソコメ)の例
- 死ね
- 消えろ
- ウザイ
- 居ないほうがいい
このような直接的な言い方が代表的なアンチコメントだと思います。
しかし、この他にもアンチコメントの表現は膨大にあります。
- あなたがいるから、見ない
- 衣装が豚に見える
- 整形したら?
言われてもどうしようもないこと、批判にあたる表現はアンチコメントになります。
気軽に発信する言葉が記録となって残るリスクを覚えておこう
こういったアンチコメントで命を落としてしまう著名人が増えてしまいました。
何気ない一言でも、目に見えない相手からの言葉は人の心を深く傷つけます。
日本では、ドキュメンタリー番組に出演していた女性がアンチコメントに悩まされ命を絶ってしまいました。
彼女のSNSのコメント欄は「死ね」「お前がいなければ」「本当無理。お願い消えて」など辛辣なものが多く、本人以外であっても心苦しくなるものでした。
しかし、彼女が逝去されると続々とアンチコメントをしていたアカウントは削除され雲隠れするように。
その後はファンによるアンチへのアンチコメントや、スクリーンショット(通称:魚拓)による個人特定など、大荒れの内容になりました。
そして、この事件がきっかけとなり、法改正が進められました。
多くの芸能人が続々とアンチコメントをしていた個人を特定し、法的手段に出ています。
また、韓国の大手芸能事務所(JYPやSM、BIGHITなど)も法的手段を取ることを公にしています。
その時の自分の気分で呟いた鋭利な言葉は記録となって残ります。
気軽なSNSであっても責任を持たなくてないけませんね。
- 言葉は文字にすると10倍キツイ表現になる
とあるライターさんが、言っていた言葉ですがまさにその通りです。
面と向かって笑いながら「バカ」と言うのと、活字で見る「バカ」は意味の深さが異なります。
ましてや知らない相手だったらなおさら不快感や恐怖心が沸きますよね。
発信者情報開示請求の法改正で個人が特定しやすくなった
以前は発信者情報を終えてもIPアドレスまでとなり、その後の個人特定がしづらかった背景があります。
(漫画喫茶やネットカフェのIPアドレスからの投稿は個人特定が難しかった)
しかし、2020年8月の法改正で「電話番号」まで含む個人特定が可能となりました。
SNSでは電話番号の入力が必須になっているため、個人特定につながりやすくなります。
しかし、開示までのプロセスには時間がかかることは確かです。
今後もっと迅速に行われればと願います。
自分もなりえる?気を付けたいアンチの心理
アンチコメントについてたびたび疑問視されるのが「なぜアンチをするのか」と言う事です。
わざわざ自分の時間を割いて、多くの人が見逃してしまうようなミスを見逃さずバッシングする労力はどこから生まれるのでしょうか?
「嫌い」は「好き」の裏返しでアンチしてしまう
アンチで一番多いのはこのパターンではないでしょうか。
- 好きなのに
- 応援してるのに
熱狂的なファンほど、アンチになってしまう可能性が多くあります。
アイドルというのは一つの「職業」であるのを忘れてしまい、24時間そのアイドルのイメージを保つことを願います。
- 髪を伸ばした
- 熱愛した
- 太った
- 痩せた
- ファンサービスが少なかった
こんな理由で、失望しアンチになってしまうファンが多くいます。
そして、アンチする理由を正当化して攻撃してしまうのです。
「あんなに好きだったのに、応援してたのに、熱愛なんて裏切られた。もう脱退して」
「ファンがいるのに笑わないのはおかしい。もう辞めれば?」
など。
アイドルという職業を選んだのは紛れもなく本人たちだと思います。
しかしだからといって、人としての欲求を満たしてはいけないことにはなりません。
私たちだって、
- 「今日はバイトだるいな」
- 「具合悪いけど、学校いかなきゃな」
などよくある考えだと思います。
バイトをするという決断をしたのは自分だけど、だからといって毎日笑顔で前向きに仕事ができるというわけではないと思います。
「アイドルもただの人間」ということをどこかで思っていると、純粋に応援できるかもしれませんね。
ライバル視アンチ
これは、残念なことに新人であるNiziUにも多いアンチの種類です。
- 〇〇のがすごいのに!許せない
- どうして〇〇と共演するの?許せない
こんな思想が多いように感じます。
ファンが勝手に他のグループをライバル視し、攻撃してしまう悲しい連鎖です。
中高生など、多感な世代に多いように感じます。
実は、活動しているアイドルは、事務所という企業に所属している「社員」です。
企業は絶え間なく新しい商品を作りだしますし、売る努力をします。
言い方は強くなりますが、アイドルグループは「商品」であり、消費者(ファン)がいて初めて成り立ちます。
消費者は当然選ぶ権利がありますよね。
自分が選んだものを、応援すればいいし、他の商品を蹴落とす必要はありません。
コカ・コーラが好きならば飲めばいいし、好きだからと言って午後の紅茶を蹴落とす必要はないんです。
特別になりたいアンチ
嫌いは好き裏返しと紹介しましたが、中には好きなアイドルに認知されたいばかりにアンチ行為をしてしまうファンがいます。
これは、SNSではなく実際に会って話すことができるイベント(サイン会やハイタッチ会など)に多いように思います。
- ハイタッチ会でわざとスルーする
- 罵詈雑言を投げつける
- 無視する
アイドルの心を傷つけることで「あの人はなんだろう?何かしたかな?」と意識を向ける方法です。
100人に「好き」と言われても、たった1人から言われる「嫌い」という言葉は確かに印象には残るかと思います。
ですが、すぐに忘れられてしまうかもしれませんし、今後そのアイドルと直接会えるかもしれない機会を自分で放り投げてしまっています。
本末転倒になるのでやめましょう。
八つ当たりアンチ
八つ当たり的にアンチコメントをするタイプは、ファンが増え、知名度が高くなるグループほど増えてしまうようです。
自分はこんなに辛いくて大変なのに、歌って踊るだけで稼いで幸せそう。
こんな理不尽な理由から、アンチコメントを投げつけてしまう人が一定数います。
そして、自分よりも不幸になってほしいと願い、対象のアイドルが辛そうにすればするほど快感を得てしまう、一番厄介なパターンです。
韓国では元KARAのク・ハラさんや、元f(x)のソルリさんがアンチコメントに悩まされ辛い決断をしてしまいました。
そして、このことがきっかけになり「指殺人」という造語までが生まれてしまったのです。
ク・ハラさんはライブ配信などで、心無い言葉を投げつけられ「私は、そんなに悪人ではないですよ…」と苦し気に返したシーンもありました。
100の応援コメントよりも1の批判が目に付くのは人間の心理です。
そこにつけ込んだ、ひどい行為ですね。
やめましょう。
応戦は無意味!アウトタグやアンチコメントの正しい対処方法
アウトタグやアンチコメントを見かけた時の対処法をご紹介します。
どのSNSも結論から言うと、1つになります。
「通報」して「ミュート」(もしくはブロック)。
以上です。
え?それだけ?何か納得できないという方もいらっしゃるかと思いますのでその理由を説明します。
応戦することで話題性を集め拡散してしまう
アウトタグが出ると必ず、出てくるのがニードタグです。
(表記は♯needです。)
このタグはアウトタグで「不要」だと言われたグループ(もしくは個人)に対して、ニードタグで「あなたは必要」と伝える意味を持ちます。
アンチに対抗したファンが団結してこのタグをつけるため、時々トレンドワード入りをしています。
これだけ聞いていると美談になりますが、実はタグで応戦することでさらに多くの人の注目・関心を集めてしまい、結果的に本人の目に触れることになってしまいます。
応戦すればするほど、話題性が高まるので、全く知らない人にもアウトタグが目に触れてしまいます。
その結果、もしかしたらファンになったかもしれない人に「あれ?この人嫌われてるの?」と誤った第一印象を与えてしまいます。
ケガでお休みをしたり、個人の都合で抜けるアイドルに対して「待ってるよ!」というプラスの意味を持つタグであれば素敵かなと思うのですが…。
無意味なアンチ合戦は避けるのが良いでしょう。
芸能人だけじゃない!アンチから自衛する方法
アイドルを例に、アンチについてお話しましたが、実はこれは芸能人に限りません。
一般人でもある程度のフォロワー数がいると必ず出てくるのがアンチです。
そこで、本日は目に触れたくないコメント(クソリプ・クソコメ)をあらかじめブロックする方法をお伝えします。
アンチコメントが来ても、真っ向から対決しようとすると疲弊してしまいます。
そんな時はミュートがおすすめです。
▽Twitterミュート&ブロックのやり方▽
対象者のプロフィールページでメニューバーを開き、ブロックかミュートを選択するだけ。
ブロックは相手に「ブロックされています」と表記が出るため、バレてしまいます。
粘着質なアンチはアカウントを変えて、またコメントしてくる可能性があるのでミュートにしておくと、目に触れず相手にも知られないので、疲弊したくない時はこの方法がベストです。
さらに、フォロー外(通称:FF外。フォローフォロワーの関係にない状態)からのアンチコメントを事前にブロックする方法をご紹介します。
▽Twitterコメント範囲の設定▽
①ツイートする時に返信できるアカウントを指定する。
②メニューバーから設定とプライバシー画面を開く。
③プライバシーとセキュリティー画面を開く。
④ミュートするキーワードを開く
⑤避けたい・聞きたくない言葉を入力
完全に排除することは難しいですが、少しでも目に触れる機会を減らせればと思います。
さらにTwitter社からアンチコメントに対する対処方が記載されていたので載せておきます。
危険を感じたときは
実際に身の危険を感じたときは、そういった問題への実質的な対処ができる地域の捜査機関に連絡してください。
捜査機関に連絡する場合は必ず以下を行ってください。
- 暴言や嫌がらせのメッセージをプリントアウトやスクリーンショットで保存しておきます。
- 危険を感じる理由を具体的に説明できるようにします。
- Twitter以外のウェブサイトで行われた嫌がらせ行為の証拠など、この問題に関わっていると思われる人物についての背景情報を提供します。
- これまでに行われた自分への脅迫行為についてのあらゆる情報を提供します。
この内容はこちらからTwitterにも報告できます。
引用元:Twitter
インスタグラム
インスタグラムも同じようにミュート・ブロック機能があります。
ブロック機能はTwitterとは違い「ブロックしています」と明記はされません。
しかし、アイコンは見られるのに投稿だけが見られない…などブロックを勘付かれるポイントが多々あります。
そのためインスタでも同様にまずは「ミュート」がおすすめです。
▽インスタグラムミュートのやり方▽
対象者の投稿のメニューバー(「…」と表記されてる)からミュートを選択するだけ。
インスタグラムのミュート機能はフォローしていないとできません。
▽インスタグラムブロックのやり方▽
対象者のプロフィールページからメニューバーを開きブロックを選択する。
そしてインスタグラムでもメンション・コメントができるひとの範囲を事前に設定をすることが出来ます。
▽インスタコメント範囲設定のやり方▽
①設定画面を開く
②プライバシー設定を開く
③コメント・メンションを指定
④範囲をフォロワー限定にする
設定はすごく簡単なので、もしアンチコメントに悩んでいる方がいたら、やってみてくださいね。
憎む相手にも家族がいることを忘れないで
人間だれしも、暗い部分や負の感情を持っているものだと思います。
アイドルや一般人、関係なく、みな同じですよね。
時に、誰かの行動が目に付いたり、誰かの発言が耳障りに感じたとしてもそれは仕方のない感情だと思います。
しかし、それを匿名性の影に隠れて、心無い言葉で攻撃するのはやはり間違っています。
憎んでいる相手は、きっと誰かの大切な人だし、もし憎まれてしまったとしてもあなたのことを大好きな人は必ずいます。
もしも、衝動的に言葉を投げつけそうになったら、その人にも家族や大切な人がいて自分と同じように悩むこともある…と一瞬でもいいから想像してみましょう。
聞きたくない声が届いたら耳を塞いでいいし、見たくない時は大切な人だけに目を向ければいいんです。
5秒で書いた悪口に5カ月悩む人もいれば5年悩む人もいる
以上、アウトタグの解説から、アンチコメントの対処法でした。
SNSは便利ですし、正しく使えば本当に楽しく充実したツールです。
ですが、誤って使ってしまうと人を傷つけ命を奪うツールでもあります。
少し前に芸能人のはあちゅうさん(@ha_chu)が執拗にアンチコメントを送ってきた人に対し法的措置を行いました。
その時に、謝罪とひどいコメントをしてしまった理由を説明するよう、アンチに求めたようです。
その結果、粘着質なアンチは八つ当たりタイプが多くいたことが分かりました。
謝罪と理由については、
「病気で苦しくてイライラして送った。許してほしい。」
というような内容が多く、とても衝撃的だったのを覚えています。
社会的弱者だからと言ってなんでも許されるわけではないかもしれませんが、やはり心苦しくなってしまいました。
自分も含めて、結果だけを見てうらやむのではなく、そのプロセスを応援して自分も頑張って生きていきたいなと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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